ZEHと呼ばれる家にはいくつかの種類があります。ここでは、ZEHの種類やそれぞれの特徴について解説。ZEHってどんな種類があるの?と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ZEH住宅として定義されるためには4つの基準を満たす必要があります。ZEH認証を受けることで国からの支援補助金や減税などさまざまな恩恵を受けられるようになります。これから建てる家をZEH住宅にと検討中の方は、あらかじめ自分の住む地域が定めるZEH基準を確認しておきましょう。
ここでは、基本的な4つの基準について、それぞれ詳しく紹介しています。
基本的な基準として、強化外皮基準が0.6~0.4以下であることがあげられます。省エネ基準が0.87~0.46以下であることを踏まえると、厳しい数字が定められていることが分かります。強化外皮基準は、建物の壁、断熱材などを含めた外皮の断熱性能を判断する基準です。東京では0.6以下基準となっているものが、北海道では0.4以下基準となるなど地域の特性によって数値は異なります。地域ごとの基準は国土交通省の地域区分新旧表で確認ができます。
石油や天然ガスなどを直接エネルギーに変換することで得られるのが一次エネルギーです。この基準では、従来の住宅よりも高い断熱性を備えたり、冷暖房や給湯器のエネルギー効率を上げて利用するエネルギーを削減できる住宅性能を有しているかどうかを判断する基準となります。
電気は二次エネルギーに分類されています。
太陽光や地熱、風力発電などの枯渇することがない自然のエネルギーを利用して作られた電気を再生可能エネルギーと区分しています。ZEH住宅の基準を満たすためには、再生可能エネルギーを生み出すシステムを住宅に導入する必要があります。最もポピュラーで、ZEH取得の基準値を満たすことができる太陽光発電システムは、ZEH取得を検討するうえで欠かせない機器と言えるでしょう。地熱による発電や風力発電を導入することもできますが、基準を満たすことは難しい場合が多いです。
太陽光発電システムの導入でエネルギーを創り出し、そのエネルギーを自宅で消費することによって一次エネルギー消費量を削減することができるようになることで、ZEHのサイクルが完成します。石油や天然ガスを100%利用せずに快適に生活できる状態を維持できることが基準です。
ZEH取得のための基準はいくつか種類があり、ZEH住宅の根幹とも言える太陽光発電が見込めない寒冷地、低日射地域、多雪地帯では、75%以上100%未満が基準のNearly ZEHもあります。一方で、一次エネルギー消費量を25%以上の削減が求められるZEH+という厳しい基準もあります。
Nearly ZEHは、ZEHに準じた先進住宅で、1年間の一次エネルギー消費量を75%以上削減できる住宅のことです。Nearly ZEHは、太陽光発電などによって創エネが十分行えない地域や、北海道や東北地方の寒冷地や低日射地域、多雪地域が対象となります。
Nearly ZEHは、以下の4項目すべてに適合する必要があります。
※地域区分:1~8地域(平成28年の省エネルギー基準)
Nearly ZEHは、寒冷地など十分な創出エネルギーが得られない地域にのみ適用される住宅であることから、ZEHよりも再生可能エネルギーで補うべき数値目標が低くなっているのが特徴です。
ZEH Orientedは東京23区などの都市部において、太陽光発電などによる創エネが十分にできない場所を対象にした住宅です。対象となるのは、都市部狭小地に建築された住宅、密集した建物によって十分な創出エネルギーが得られない住宅です。ただし、平屋建ては対象外です。
ZEH Orientedの基準は以下の通りです。
※地域区分:1~8地域(平成28年の省エネルギー基準)
上記2つを満たした住宅がZEH Orientedとして認定されます。たとえば、ZEH基準を満たしつつ断熱性・省エネ性を備えていれば、太陽光発電や蓄電池が設置されていなくても問題ありません。
ZEH+は、ZEHよりもさらに高性能な住宅を指します。ZEH+の基準を満たすには、一般的なZEHの条件をクリアしているだけでなく、一次エネルギー消費量を25%以上削減しなければなりません。
ZEH+には指定の高性能機器を導入することが求められており、以下のうち、2つ以上を導入することが条件となります。
電気自動車を使用しているご家庭であれば、ZEH+を目指してみても良いでしょう。
NearlyZEH+は、ZEHよりも高性能化した住宅であるものの、創エネが十分にできない寒冷地域や日照率が低い地域が対象の住宅です。Nearly ZEHの基準を満たすだけでなく、一次エネルギー消費量を25%以上減らすことが条件となります。
NearlyZEH+の基準は以下のとおりです。では、以下のうち2つ以上を導入することが求められます。
NearlyZEH+では、上記のうち2つ以上を導入することが求められます。
次世代ZEH+は、ZEH+の要件を満たしたうえで、充放電設備や燃料電池などを導入して、さらなる自家消費拡大を目指す住宅のことです。
次世代ZEH+の基準はZEH+の要件に加え、以下のうち1つ以上を選択して導入する必要があります。
さまざまな種類があるZEHは、それぞれの性能要件次第で補助金が支給される場合があります。省エネ住宅を建てる際に補助金を利用したい方は、下記のページを参考にしてみてください。
埼玉県で高性能な家を建てるなら
省エネ・ZEH住宅を建てる
6つ星ZEHビルダーを見る
省エネ住宅よりも性能の高い住宅(ZEH)が建てられる「ZEHビルダー」のうち、6つ星(最高評価)の埼玉県の住宅会社を3社ご紹介します。また、地震大国の日本において、安全に住み続けるための「耐震性」も注目したいポイント。そこで、耐震等級も最高ランク(耐震等級3)の会社を選出しました。新しい家での快適な暮らしを求めるご家族は、ぜひ注目してみてください。



【特集】
「省エネ住宅×
おしゃれ」は実現できる?

画像引用元:岡田工務店公式サイト(https://g-labo-house.com/works/2023/04/new-31.html)
省エネ住宅基準の家を建てるには、間取りやデザインの妥協が必要なこともある...?おしゃれな省エネ住宅を実現している工務店をチェック!