パッシブハウスの認定を受けるには、パッシブハウス・ジャパンに登録された建築会社を選び、パッシブハウス・ジャパンの審査を受ける必要があります。
このページでは、パッシブハウス認定までの流れを詳しくまとめました。パッシブハウスを建てたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
パッシブハウスは、パッシブハウス・ジャパンに登録、かつ認定された建築会社や工務店でないと建てることができません。加盟されるにはパッシブハウスの知識に精通し、設計により厳しい数値や施工技術を持つと認定される必要があります。
近くのどの建築会社が登録されているかは、パッシブハウス・ジャパンの公式サイトで確認できるので、確認の上で会社を選定しましょう。
なお、パッシブハウス・ジャパンは施工会社の紹介事業を行っているわけではありません。直接問い合わせても紹介してもらえない点には注意が必要です。
※参照元:パッシブハウス・ジャパン「お近くのプロフェッショナル」 (https://passivehouse-japan.org/support_menber/)
パッシブハウス・ジャパンに認定工務店として登録されるには、いくつかクリアすべき条件があります。具体的な登録条件は以下の通りです。
省エネ建築診断士セミナーとは、パッシブハウス・ジャパンが定期的に開催しているセミナーです。このセミナーを受講し、試験に合格した人が在籍している会社でないと認定されません。さらに、認定されるには賛助会員への入会を申し込み、会社の所在地の支部リーダーと本部事務局の推薦・承認を受け、年会費・入会費を支払う必要があります。
この要件をすべて満たした工務店や建築会社のみが認定登録されます。
パッシブハウス・ジャパンがリリースしている「PPHP」という計算ソフトを用いて、建物が性能基準を満たせるかどうかが建築計画時点で審査されます。PPHPとは、設計段階で冷暖房や換気、給湯、証明、その他補助電力などのエネルギー収支を予測することを目的に開発されたエネルギー収支計算ツールです。
建築したい建物の設計が予測値を上回らずに規定を満たしていれば、仮認定書が発行されます。
※参照元:パッシブハウス・ジャパン「Passive House Planning Package」 (https://passivehouse-japan.org/biz/tool/phpp/)
PPHPを用いて設計図が規定を満たしているのを確認したあと、実際にパッシブハウスの施工に取り掛かります。
あくまで目安ですが、パッシブハウスはコンパクトな住宅でも設計着手から完了まで時間がかかります。施工だけで半年程度の時間は想定しておいた方が良いでしょう。パッシブハウスの建築を計画するなら、時間に余裕を持つことが大切です。
施工後、建築された家が実際にパッシブハウスの基準を満たしているかが試験されます。
パッシブハウス認定には、気密試験の実測値や1種換気の風量調整レポートの提示が必要です。機密性能に関しては50パスカル減圧/加圧時に0.6回/h以下(C値換算で0.2~0.4c㎡/㎡)の値を実測で証明しなければなりません。
※参照元:パッシブハウス・ジャパン「Passive House Planning Package」 (https://passivehouse-japan.org/biz/tool/phpp/)
躯体性能試験の結果がパッシブハウスの基準を満たしていれば、正式な認定書が発行されます。認定書は建築した工務店に送られ、その後、担当者が施主のもとへ届けてくれるのが一般的です。
認定書には、パッシブハウスの基準となる数値と建築したパッシブハウスの数値が記載されているほか、施主と施工者・設計者・コンサルタントの名前が記載されています。
パッシブハウスの建築地に制限はありませんが、基準値を満たすための土地探しが重要なポイントです。パッシブハウスには日照や風通しが重要な要素となるため、場所によっては建てられない可能性があります。土地の条件によっては、住宅の性能を十分に発揮できない場合があるためです。
パッシブハウスを建てたいとお考えの方は、土地の購入前から認定工務店へ相談し、一緒に土地探しを進めることをおすすめします。
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