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【埼玉版】パッシブハウスの施工事例

今回調査した埼玉県内のパッシブハウス事例をまとめました。特徴や厳しい基準をクリアした、快適で低燃費な住まいの詳細を解説します。

【埼玉エリア】パッシブハウスの事例12選

低燃費認定戸建

松伏パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/18859/)

埼玉県松伏町に建つパッシブハウスで、真南から西へ45度向きなどの条件を踏まえ、省エネ計算ソフトPHPPを活用して性能を高めました。家庭用エアコン1台で全館冷暖房を実現し、日差しがあれば無暖房も可能で、電気代高騰の不安も軽減します。冬は床下、夏はホールのエアコン運転で穏やかな温熱環境になります。

所在地 埼玉県北葛飾郡松伏町
一次エネルギー消費量 56kWh/m²
年間暖房需要 14kWh/m²
年間冷房需要 22kWh/m²

光熱費を抑え快適性を実現したパッシブハウス

秩父パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/18619/)

埼玉県秩父市のパッシブハウスで、一次エネルギー消費量47kWh/㎡a、暖房需要12、冷房需要16を達成し、PHI認定を取得しています。高橋建築が設計施工し、省エネと快適性を両立できる設計です。空調負荷を抑え、長期的光熱費低減にも寄与しているため、居住性が高いのが特徴です。

所在地 埼玉県秩父市
一次エネルギー消費量 47kWh/m²
年間暖房需要 12kWh/m²
年間冷房需要 16kWh/m²

低燃費と快適性を両立したパッシブハウス

上里パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/18626/)

埼玉県児玉郡の「上里パッシブハウス」は、2023年築のPassive House認定戸建です。年間暖房需要9kWh/m²、冷房需要17kWh/m²という超低燃費を実現し、高い快適性と環境性能を両立しています。

パッシブハウスはエネルギー消費量の基準数値を達成した省エネ住宅に与えられる認定のことです。

所在地 埼玉県児玉郡
一次エネルギー消費量 43kWh/m²
年間暖房需要 9kWh/m²
年間冷房需要 17kWh/m²

高い環境性能と快適性を実現した快適集合住宅

PASSIVE HEIM Chichibu
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/18605/)

埼玉県秩父市の集合住宅「PASSIVE HEIM Chichibu」は、2023年に建てられたPassive House認定物件です。年間暖房需要15kWh/m²、年間冷房需要18kWh/m²と極めて少ないエネルギーで快適な温熱環境を実現しています。

所在地 埼玉県秩父市
一次エネルギー消費量 60kWh/m²
年間暖房需要 15kWh/m²
年間冷房需要 18kWh/m²

燃費を抑えたPHI認定戸建

秩父パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/18592/)

埼玉県秩父郡の戸建「秩父パッシブハウス2022-2」は、2022年築の認定物件です。暖房需要12kWh/m²、冷房需要13kWh/m²と超省エネで、高い断熱・気密性能を誇ります。

所在地 埼玉県秩父郡
一次エネルギー消費量 40kWh/m²
年間暖房需要 12kWh/m²
年間冷房需要 13kWh/m²

吹抜けと太陽熱を活かすパッシブハウス

秩父パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/18585/)

埼玉県秩父郡の戸建は、大きな吹抜と南面窓で日射熱を積極的に取得し、暖房需要を抑制。冷房需要は20kWh/m²ながら基準をクリアし、一般的な住宅と変わらぬコストで実現しています。

所在地 埼玉県秩父郡
一次エネルギー消費量 52kWh/m²
年間暖房需要 15kWh/m²
年間冷房需要 20kWh/m²

日射熱を活かす本庄のプレミアム住宅

本庄パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/16313/)

Passive House認定の最上位認定であるPassive House Premium認定の戸建て物件です。南面の日射熱取得を増大し暖房需要は8kWh/m²と少ないです。また、低価格化にも取り組み、シンプルな設計で実現しました。

所在地 埼玉県本庄市
一次エネルギー消費量 45KWh/(㎡a)
年間暖房需要 8kWh/m²
年間冷房需要 19kWh/m²

深い軒と大開口窓を両立した高効率住宅

志木パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/15878/)

埼玉県志木市の戸建は、深い軒と大開口窓を両立し、詳細なシミュレーションで日射取得を効率化しました。年間暖房需要8kWh/m²、冷房需要12kWh/m²を達成し、家庭用エアコン(冬:床下/夏:ホール)1台運用で全館冷暖房を採用しています。

所在地 埼玉県志木市
一次エネルギー消費量 62KWh/(㎡a)
年間暖房需要 8kWh/m²
年間冷房需要 12kWh/m²

太陽光発電と断熱性能を高めた高性能住宅

秩父パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/12805/)

埼玉県秩父市に建てられたPassive House Plus認定の戸建て物件です。。南面の日射を利用し、10kWの太陽光発電により光熱費が黒字となるほどの効率な住まいです。

所在地 埼玉県秩父市
一次エネルギー消費量 106kWh/m²
年間暖房需要 11kWh/m²
年間冷房需要 14kWh/m²

太陽光発電も備えた熊谷市の高性能パッシブハウス

熊谷パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/14566/)

埼玉県熊谷市の戸建は、2021年築の認定物件で、年間暖房需要12kWh/m²、冷房需要12kWh/m²という非常にバランスの取れた省エネ性能を達成しました。さらに、太陽光発電も導入されています。

所在地 埼玉県熊谷市
一次エネルギー消費量 120kWh/m²
年間暖房需要 12kWh/m²
年間冷房需要 12kWh/m²

太陽の恵みを活かした省エネ住宅

秩父パッシブハウス
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/12789/)

埼玉県秩父市のローコストなPassive House Plus認定戸建です。外皮性能を抑えつつ太陽熱を上手に取り込み、8.88kWの太陽光発電で省エネを実現しました。冬場も暖房の使用を減らして過ごせます。

所在地 埼玉県秩父市
一次エネルギー消費量 142kWh/m²
年間暖房需要 15kWh/m²
年間冷房需要 17kWh/m²

Low Energy Building認証を取得した低エネルギー住宅

大宮 Low Energy Building
画像引用元:パッシブハウス・ジャパン公式サイト(https://passivehouse-japan.org/works/12690/)

埼玉県大宮区の「Low Energy Building認定」住宅。Low Energy Building認定はパッシブハウス認定の基準よりは少し緩やかですが、それに準ずる非常に高い省エネ性能を持つ建築物に与えられる認定です。2015年築の戸建で、年間暖房需要27kWh/m²、冷房需要22kWh/m²という高い省エネ性能を実現しました。

所在地 埼玉県さいたま市大宮区
一次エネルギー消費量 70kWh/m²
年間暖房需要 27kWh/m²
年間冷房需要 22kWh/m²
埼玉で高性能な省エネ住宅が建てられる星6(最高評価)の
ZEHビルダー3選
           

省エネ住宅よりも性能の高い住宅(ZEH)が建てられる「ZEHビルダー」のうち、6つ星(最高評価)の埼玉県の住宅会社を3社ご紹介します。また、地震大国の日本において、安全に住み続けるための「耐震性」も注目したいポイント。そこで、耐震等級も最高ランク(耐震等級3)の会社を選出しました。新しい家での快適な暮らしを求めるご家族は、ぜひ注目してみてください。

コスパ
追加費用を心配せずに
理想の
省エネ住宅を
実現したいなら
岡田工務店
岡田工務店の施工事例の画像
画像引用元:岡田工務店公式サイト
(https://g-labo-house.com/works/2021/12/post-56.html)
特徴
  • 日常生活や省エネ住宅(ZEH)基準の適合に必要な物が標準装備のプランを提供しており、追加費用の心配がない
  • 希望の生活スタイルに合わせた間取りを予算内で実現できる
精密
緻密な住宅設計による
後悔のない家づくりが
したいなら
三幸住宅
三幸住宅の施工事例の画像
画像引用元:三幸住宅公式サイト
(https://www.sanko-jutaku.com/showroom2)
特徴
  • 住宅性能に関する13以上の項目を計算・実測しており、数値でも「高性能」を証明
  • 施工現場で担当責任者と完成イメージを丁寧にすり合わせられる
長持ち
メンテナンス性が高く
孫の代まで住める家を
建てたいなら
江口建設工業
江口建設工業の施工事例の画像
画像引用元:江口建設工業公式サイト
(https://eguchi-tech.com/example/421.html)
特徴
  • メンテナンスが容易にできるよう配慮した家づくりで、長く快適に過ごせる
  • 継ぎ目がなく強固な土台づくりで、家の耐久性低下につながる湿気やシロアリの侵入を予防できる
          【選定条件】
「省エネ住宅 埼玉」とGoogle検索して表示される省エネ住宅対応の施工会社87社(2023年3月17日調査時点)のうち、一般社団法人環境共創イニシアチブが公表している令和4年度のZEHビルダー一覧で、対応可能エリアの中に埼玉県が入っている「ZEHビルダー/プランナー評価が6つ星」の会社を絞り込み。そこからさらに、会社の所在地エリア以外でも積極的に施工を行っている「耐震等級3」の会社を3社選出しました。
以下の特徴をもとに、それぞれ分類しています(※公式サイトに明記されている情報をもとに選定)。
・岡田工務店:3社のうち、ZEHを建物本体価格・建築確認申請費・付帯工事費・付帯諸費用込みの価格で提供
・三幸住宅:設計時に、住宅性能やライフサイクルコストに関わる13以上の項目を計算・測定
・江口建設工業:建物の土台部分と立ち上がり部分を同時に打って強固な基礎を作る「ESB工法」を採用

【特集】
「省エネ住宅×
おしゃれ」
は実現できる?

イメージ

画像引用元:岡田工務店公式サイト(https://g-labo-house.com/works/2023/04/new-31.html)

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